月シルベツキシルベ
遠く
月は姿を隠し 私はひとりぼっち
救える自分に目隠し
冷たい指を掴めば 直ぐに目覚めたのに
過去を崇め過ぎるのは 愚か
アナタは もう居なくて
それなのに 人々は今になって 口々に誉めそやす
アナタは もう居ないのに
残酷だと理解しないのは何故?
感じるべきアナタに 誰もサヨナラを告げなかったのに
優しさと
世界の片隅で生きていた、と 教えられた
傷付ける人々を責め
傷付けた自分は無視 都合のイィ私
もうイナイ 意味など無い
分かってる
何かに 楯突くことで
信じたい説に縋り付こうと
必死に足掻いている 愚かなのは誰なのか 聞かずとも..
過去を崇め過ぎるのは 愚か
彼らは 不満を溜め込み 諦めた灰のカケラ
それなのに 人々は今になって 口々に誉めそやす
彼らは もう居ないのに
これこそが償いだ、と云うように
その偉大さの裏側で 恥じる人々が手を伸ばしていた
感じるべき彼らに 私も誰もサヨナラを告げなかったから