はなハナ
叶うならば 何を
雨降りも直ぐに 花を降らせます
冷たさをこの手 感じられるのなら
この青が沈みゆく
繰り返す人々の思い出に
叶うならば 何を
優しさを見せる素振りだけでも
私の気持ちは昇華する 花吹雪
千の原を 駆け抜けるウサギ追い
花冠 載せて貰い 笑顔こぼした
痩せ細る月が悲しく泣けば
真夜中 部屋の窓を叩いた君と..
塞がれた目 闇を彷徨い
二度と交われぬ別れと知るも
忘る術は
叶うモノは 壱に満たず――
谷の向こうにて 星は待つ
決して忘るるコトなき程に
思い