ミナモトミナモト
生は死を揺るがす存在
基幹に亀裂成す存在
峠を越え
人々は飛び立つコトを選び
やがて巣に篭り
生命の終わりを待つコトにした
投函する孤立
統監する愚劣
興味の対象がタダの錯覚だと気付いても
引き返せぬ狭小が私を支配する
連星の絆が空間を超える時
交われる筈もないモノが
私の許へと降り立つだろう
瓦礫を集めて出来た地だとしても
それこそが求めて止まぬ楽土だと知る
生が死の発生を促したのだとするなら
私たちが排除しようとしてきたモノの正体は――