innocent
orangeイノセントオレンジ
鍵を握り締めては 夕刻の
静けさを感じながら
ただ一つ 願いの欠片 仕舞い込み
あの日 泣きながら祈ったのは
こんな結末じゃなかったのに
今日は終わる 望む朝は来ず
どうか希望にだけは 自由を
求めるは その姿 儚くも
伸びた影を踏む日々は
四季 巡り 取り残される ひとりきり
数えられぬ "ふたつ"という数だけ
焼けた記憶の片隅で ほら
私は今もあなたを慕い
折れた櫛の歯にも 似た心
いつか燃やしてしまうでしょうか
あの日 泣きながら祈ったのは
こんな結末じゃなかったのに
今日は終わる 望む朝は来ず
どうか希望にだけは 自由の羽を――