破損ハソン
紙の端に列挙した
規律に
零れ落ちる砂のように
疑問符は何処かで失くしてきたんだろう
功績の意味を検索する僕は
新しくなんてなくてイィ
遠くまで行ける石を拾って
特別だと思える自分を
無力を嘆かずに済むのなら
歴史にも残らないくらい
記憶領域は 不足していて
誰かの目に映るモノと
僕の言葉を比べ 優劣を付ける
演算子の欠片を強く握った
画面から抜け出せず足掻き
逃げ出した者を潰し この列を乱す王
現実は配列の中
閉じられた意識に支配されて
隣人に期待なんてしない
それらは手が届くなら
奪うことを厭わない拡張子のよう
新しくなんてなくてイィ
遠くまで行ける意思を宿して
特別だと思える自分を
無力を嘆かずに済むのなら