Web詩誌:彩蓮 投稿
第01号 2010/3/30発行・改定
時計塔とエルゴトケイトウトエルゴ
ヒトに
発達の
文明が出発したら
繰り返されるエルゴノミクス
生きるだけを目標に掲げ
語彙の尽きるまで 果て無く競い合う
二人.. 終焉のラボで
ニッケルのような触媒 求め
僕らはエルゴの深みにハマってく
キミの影から生えた羽には昨日の
時の進み方に
疑問を抱いて、既に真剣
振り回される ergo の mix
途絶えるだけの人生を捧げ
恋が飽きるまで 寄せる波に任せ
二人.. 終幕の果実
ヘッケルのような生き方 求め
僕らは進化の澱みにハマってく
何度も 嗚呼
僕らはエルゴの深みで
溺れるように彷徨い
透過した指が 探り当てた吐息
二人.. 永遠の帰港
ニッケルのような触媒 求め
僕らはエルゴの深みにハマってゆく