砂霧(サギリ)の奥 鮮やかな蛍桜色(サクライロ) 爪弾く琴箏(キンソウ)の音(ネ)に 袖のはためき 夜風(ヨカゼ)訪(オトナ)いて湖沼(コショウ)の残響 望月より身を隠し 永久(トコシエ)を願ふ 栄華に散る牙城 木々に代わりてなお 花と実を結び 今に至る 碧落(ヘキラク)装いて その命、暗雲へと還る