カラの内側のワタシカラノウチガワノワタシ
腹の底に落ちていた地獄が顔を出す。
息を吹き返し、日々をループの中に閉じ込める。
風が
放たれた過去が、常に未来から怒鳴り込んでくる。
抜け殻を残すように、
この場を、この身体を、離れるコトが出来れば――
影と歩む限り、尻尾は切れない。
隣に座るか、目を閉じるか。
兎に角、闘ってはならない。
その結果は悲惨極まりないと知っている。
抜け殻を残して離脱するとしても、
残された抜け殻の方が、自分自身だと分かるから。