善知鳥ウトウ
自分が世界から遠ざかっているのか、
世界が自分から遠ざかっているのか、
直ぐには理解デキない時がある。
その世界は自分自身で、
私の視界は、世界そのものだった。
確約されたモノなど無く、
私たちの間には隔てるモノも無く、
同一の存在であるか、
個別の存在であるか、
ソレさえも判断に苦しんだ。
私が世界を"彼"と呼べば、
ソレは私とは違う存在。
私が世界を"彼女"と呼べば、
ソレは私自身を指す言葉。
夕べの調べを奏でれば、
曲解の掃き溜めに躁鬱を繰り返し..
伸ばした両手で奪うは