虚無奏演キョムソウエン
足跡ふたつ 砂上を舞いて
掴み掛けた現実の
灰の降る
殻を割りしヒナの剥落
ただ無心を繋ぐ 虚空 彩り
モノクロから 広がり続ける無限
分かつ この手は
閉ざされた思考 奏でながら
辿り着く意味 追い求めても
取り零した
遥か遠き舞台を
塗り潰して なお傷付かず
切り取られた 喧噪の隙間 縫って
演じるなら君は
問い掛け纏い 歌う花
ただ無心を繋ぐ 虚空 彩り
モノクロから 広がり続ける無限
二つに分かつ
閉ざされた思考 奏でながら