挿話ソウワ
私たちは特に そう
見たいものだけを見ることは出来なくて
強いられた
この
回想は 削った命の
こんな端役にも 試練は訪れ
結局 "永遠"に手は届いたのだろうか..?
今に始まったことじゃないけれど
あなたに成りたい、と いま
この目を通して見る雨粒の一つ
思惑の数でさえ
超えられない 私たちの
禁断の 開かずの扉を作れば
その部屋の中は "浸水"の定め
呼吸もままならぬ位置付けに寄り添うように
まだ 此処で嘆くだけでも構わない
天命は 人々の上に
自らに
誰もが 一人一つの荷を負って
ソレを下ろし また何処かで拾っては..