散ル音追憶チルオトツイオク
夜明けを告げるのはアナタが良い..と
生き急ぐ程に
盲目というスタートを切って
逆しまに飛び出してゆく
大切にしてきた世界には 意思などなくて
ワタシという箱が壊れた今
存在を示す
泣くことを
諦めかけた決意か 絶望か
感情、記憶、人の思い
目に見えぬそれらは
何処にカタチを得るのだろう
乱雑に並べた命にも 疑いはあり
伝え聞くところによれば 神は
その最たるものであるのだ..と
静寂の追憶の世界に サクラチル音
枝に触れたのは泪のような..
遂に解明デキぬ錯綜