正しき願いタダシキネガイ
灰色の降る風 小雨に濡れた
不透明な汚染で構築されたワタシという
時計は午前10時を指して止まった
振り返っても 何をしていたか覚えがない
優しさと
過剰なまでの願いを 欲と呼ぶのなら
先を
跪くキミの祈りは届いたかい..?
出来るなら ここより二十六文字 南へと
その円錐まで辿り着けるよう 見上げれば
揺らぎの中 人々が擦れ違う街
一年が過ぎても その光景は変わらない
抗えない波が浚ってゆく
キミの
不誠実な音の中に 光を見る
跪くキミの祈りは 届いた
時計は午前10時を指して止まった
振り返っても..
優しさと
過剰なまでの願いを 欲と呼ぶのなら
先を
跪くキミの祈りは届いたかい..?