カゲフミカゲフミ
砂に例えて積み上げ
攫われるまで 待っていた
命が沈んで
また浮かび上がるまで
何に縋っていようか..
理想に乞われるがままに
自画像を
足元の影は 俯いた数だけ
其々の目に映るらしいと聞いた
長い長い雨の道
跳ね散り 流れた 栄華を
庇い合う日々よ
打ちひしがれた虹彩の
記憶する焦土は
決して見えない人々の
面影追って唱えた
妨げになるコトバなら
消してしまえば良い
理想に乞われるがままに
自画像を
足元の影は 俯いた数だけ
其々の目に映るらしいと聞いた
そう聞いた..