ディアスティマディアスティマ
この言葉には
2つの可能性があると彼は言った
アクリルの向こう側 月の影
どちらの世界にも真実はあるのだろう
選ばれなかった未来を
まるで片恋のように語る者
それらは何処にも属さぬ音となり
signal random 形にならず
時に迷宮 知の牙城
君よ 臆すること勿れ
感情に擬態した淀み 剥奪にも似た機構
この思いを空白に秘め
ある筈のない輪郭を描いた
僕らが 目に見えぬその箱を閉じても
浮かび上がるカタチに触れられるだろう
過去は 脳内汚染の歯形のよう
逃れる
荘厳なほどに気高き愛憎
君が触れるディアスティマ
感情に擬態した淀み 剥奪にも似た機構
この
ある筈のない輪郭を描いた
僕らが 目に見えぬその箱を閉じても
浮かび上がるカタチに触れられるだろう